グリーフケアパートナーは、元来の「グリーフケア」と共に現代社会において、
喪失しつつある「人とのつながり」「人への思いやり」を回復するための事業を推進します。 

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発足記者会見レポート

一般社団法人グリーフケアパートナー設立記者会見が開催されました

去る2015年3月3日、東京のホテル椿山荘「アンフィシアター」において、一般社団法人グリーフケアパートナーの設立記念記者会見が執り行われました。当法人からは、代表理事・山下達美、理事・高木慶子(上智大学特任教授、上智大学グリーフケア研究所特任所長)、理事・岡田武史(元サッカー日本代表監督、現FC今治オーナー)、理事・水谷修(水谷青少年問題研究所所長、花園大学客員教授)が出席しました。
会場にはテレビや新聞をはじめ、多くのメディア関係者さまにもお集まりいただき、現代社会が抱える「心の問題」に対する関心の高さが伺えました。記者会見では各理事の意気込みなどが熱く語られたほか、今後の具体的な活動内容についても発表いたしました。中でも、特に記者の方々から多くの質問が寄せられたのが「スポーツ選手のキャリアトランジション支援」と「被災地支援」でした。

オーナーとしてFC今治を率い、若い世代の育成にも励んでいる岡田理事は「『悲嘆』に暮れている多くの方に手を差し伸べるというのが、当法人の設立主旨だと思いますが、その一歩目としてJリーガーのセカンドキャリアに焦点を当ててもらいました。私としても、子どもたちに単にサッカーを教えるだけではなく、その先のキャリアまで考えられる人間を育てていかなければいけないと思っています。それが我々スポーツ界の側の責任ですね」とコメント。
また、「夜回り先生」と呼ばれ、これまで数多くの青少年と向き合ってきた水谷理事は「これまで23年間、非行や犯罪、薬物などに走ってしまう子どもたちと、ともに生きてきました。彼らなりの悲しみや苦しみに対しても、企業の皆さんのご協力があれば、さまざまなケアができるはずです。私たちは『心のケア=グリーフケア』『頭のケア=キャリアサポート』『身体のケア=生活の保障』を一体となって提供していく組織です。日本初の「心のセーフティネット」だとも思いますので、ぜひ賛同いただきたいですね」と語りました。

日本のグリーフケア第一人者として30年もの間、人々の「喪失体験」や「悲嘆」に寄り添ってきた理事のシスター高木は「阪神淡路大震災、池田小学校児童殺傷事件、JR西日本福知山線脱線事故など、多くの事件や事故で、被害者やご遺族の方々の心のケアに携わってまいりましたが、心というのは、問題を究明して解決にはなりません。寄り添い、ともに生きること。それがお互いを大切にすることであり、世の中を少しずつ明るくすることだと思っています。東日本大震災の被災地には何度も足を運んできましたが、当法人の活動として、引き続き被災地でのグリーフケアを継続していくつもりです」と述べました。 記者会見の後には、「グリーフケアとJリーグ選手のセカンドキャリア問題について」と題した記念鼎談が行われました。各理事が語った内容については、以下リンク先にて要旨をまとめていますので、ぜひご覧になってください。

設立記念鼎談の内容はこちら

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