2015.09.05 岡田武史氏による女川復興支援企画を開催
2015年9月5日(土)、宮城県牡鹿郡女川町にて、「岡田武史氏による女川復興支援企画」イベントを開催しました。
第一部の対談には約50名の参加者の方、第二部のサッカー教室では、約80名のサッカー少年少女たちにご参加いただきました。また、イベント翌日の9月6日(日)には、CPサッカークラブ「エスペランサ」の選手たちが、女川の自然と産業を体験しました。
【第一部】FC今治オーナー 岡田武史氏 × コバルトーレ女川社長兼GM 近江弘一氏 対談
「サッカーを通じた街づくりと未来づくり」というテーマで、岡田理事と、コバルトーレ女川社長兼GMの近江弘一氏による対談を行いました。スポーツを軸とした地方創生、人材育成を掲げ、サッカークラブを経営している両氏。地域に人を呼び込むための取り組みや斬新なアイディアが対談の中で数多く登場しました。また、子どもたちが生きる力をつけていくための体験学習の大切さもお二人の経験や取り組みからお話されました。多くの経験を経て、今こそ次の世代に何を引き継いでいくのか、子どもたちにどんな未来を残していくのか。挑戦を続けるお二人の言葉に、会場が勇気づけられました。
【第二部】岡田武史氏によるサッカー教室 CPサッカー選手の交流
パラリンピックの正式種目にもなっているCPサッカー(脳性まひ者7人制サッカー)。日本代表選手も輩出している首都圏のCPサッカークラブ「エスペランサ」の選手を招待し、女川のサッカー少年少女たちと合わせて約80名に、岡田理事がサッカー教室を開催しました。基本練習の後は、所属チームではない混成チームでミニゲームを実施。子供たちは、年齢、地域、障がいの有無を越えて一緒にサッカーを楽しみました。岡田理事は、サッカーが上達する3つのポイントとして、①サッカーを好きになること、②日本代表や海外でプレーするという夢や目標を持つこと、③自分で考えて、自分で工夫すること、の3点を子供達にアドバイスしました。子どもたちにとって、一流の指導を受け、また、人々の多様性に触れる貴重な機会となりました。
【第三部】CPサッカー選手の女川体験
2015年9月6日(日)、前日のサッカー教室にも参加したCPサッカークラブ「エスペランサ」に所属する小学3年生から高校生を中心とした14名の選手たちは、女川町内で、岡田氏や近江氏の目指す地域にしかできない一次体験、自然体験に挑戦しました。ホタテ漁や養殖を見学したり、ウミネコへのえさやりを行いました。また、地元のかまぼこ工場「高政」で工場見学とかまぼこの手焼き体験を行い、女川の自然と産業を学びました。被災地を初めて訪れる選手も多く、地元の方から震災の様子を聞き、被災から復興する町を見て、さらに地元の産業を体験することで、女川を深く知る機会となりました。