福島県大熊町 中間貯蔵工事情報センターを訪問しました
2019年5月18日(木)、福島県の大熊町を訪れ「中間貯蔵工事情報センター」を訪問致しました。
「中間貯蔵」とは、原発事故を受けて、福島県内の除染作業で除去された土や廃棄物を、30年間貯蔵し、管理することです。
訪れた情報センターは、映像を見たり、センターの方に直接お話しを伺うことのできる施設で、
貯蔵工事の進捗や、福島第一原子力発電所に隣接された中間貯蔵施設について教えて頂きました。
http://www.jesconet.co.jp/interim_infocenter/
これまでも、福島県を訪れると、道路の脇や畑など身近な所に、黒い土のう袋が積まれているのを目にしてきました。これらの土のう袋を、県内各地から中間貯蔵施設までトラックで運び入れているのですが、その数は1日に大型10tトラック約1600台分です。
実際に、大熊インター付近や町内ではトラックの往来が多くありましたし、センターの方のお話しでは通学時間や混雑を避ける配慮や、GPSによる輸送管理、ドライバーの方への教育などの取り組みが行われていることをお教え頂きました。同時にこの施設があった場所には、2360名の方がお住まいであったとも伺いました。
今後は、2021年度までに搬入作業を終え、そこから30年間の貯蔵と最終処分へ向けての検討や研究、技術開発が行われていきます。
改めて、一足飛びではなく、長い年月をかけ復興に向かうことを再認識する機会となりました。
ご案内頂きました皆様、ありがとうございました。